メタリカのセラミックカーボンブレーキパッドです。 純正のパッドはなんとなくマイルドなタッチになっていて、強く握りこまないと効かない印象でしたので低速でも効くパッドということで買いました。
 1セット約9000円でした。(フロントなので2つ購入)
 キャリパーを外し、純正パッドを取ります。
 4000キロ走った純正パッドが左で、右がメタリカです。 1mmくらい減っていました。
 簡単なメンテ程度しかやっていなかったので汚れはご覧の通り。 f(^_^;)
 ピストンはブラシ等で入念に掃除し、フリクションロスにならないようにキレイにしておきます。
 キレイになりました。 当たり前ですがこれをもう片側も同じように行います。
 パッドはあらかじめ面取りをし、鳴き防止をしておきます。
(左が面取り後、右が面取り前)
 パッドがスムーズに動いてくれるよう側面にグリスを塗り、あとは取り付けて完了です。
 このメタリカのパッド、慣らしがいらないとか聞きましたが、本当でした…。 f(^_^;)
 はっきり言って物凄い効きます! あくまでストリートでの話ですが、今まで通りに握るとフロントがグゴッと沈みます。 指2本が1本握りになりました。
 また、路面からの情報も伝わりやすくなりました。 ただ渋滞などの低速走行には神経使います。 要サスセッティングですね☆
 パッドを交換してからはフロントのプリロードをいじって(硬くして)少しは乗りやすくなりました。
 しかし完璧に改善されたわけではなく、今のプレーキのタッチには 少々の違和感を感じます。
 もともと10Rのブレーキは ラジアルブレーキマスターではないので、握ったときにグニャグニャしたイメージがありました。 なので今回は握ったときの感じとパッドを交換してからの違和感が解消できるよう、R1純正のブレンボラジアルブレーキマスターを入れてみようと思います。
 まずはフルードを抜き取り、ホースを外してレバー類を取り外していきます。
 上が10R、下がR1のラジアルブレーキマスターシリンダーです。 「レバーの色が違うじゃん」と思った方、これはこれでいいんです。
 どうせあとでレバーもイジるつもりですから。
 ブレーキホースはあえてステンメッシュではなく、6Rの純正ホースにしました。 ホースまでかえてしまうとラジアルブレーキマスターの性能がわかりませんからね。
 上が10Rについていたホース、下が6Rのラジアルブレーキ用のホースです。
 リザーバータンクへのホースもブレンボは口径が細くなるので要交換です。

 交換完了。 レバーの色や長さといい、左右対称ではないので、そのへんは後でどうにかするとしてまずは試乗です。 握った感触は見事にグニャグニャ感が消えていました。 言葉で表現しづらいのですが、握っていくだけブレーキが効いてくれそうな印象です。 そしてなにより驚いたのが、メタリカのパッドを入れてからの初期のガツンと効く動きがなくなりました! また、低速時から高速時まで安定した握り具合で安心してブレーキがかけられます。