スーパースポーツとなるとさすがに街乗り限定の僕みたいな人間には姿勢がキツすぎます。
  かといって上体を起こすために社外パーツを換えようにも、ハンドルがアップしぎるものがありますし、色や形が変わってせっかくの10Rのイメージが崩れてしまうのが残念です。
 そんな悩んでいる中、いきつけのバイク屋(ピットクルー松戸店)に立ち寄ってみるとRRのレプリカ10Rが試乗車として展示してあり、雰囲気を味わってみようと跨ってみるとなんとも不思議! 自分の10Rと全然感覚が違うではありませんか。 見た目どこも変わらないのに…。
 その理由がこれでした、ZX-6R(05年型)のハンドルです。
(上が10R、下が6Rのハンドルバーです)
  10Rと6Rはフォークのφが同じらしく、ほとんど無加工で取り付けることができるそうです。
(つけられないことはないので無加工でもOK 位置ぎめボルトは使えなくなります)
 10Rハンドルと6Rハンドルの角度は同じなのですが、バーの位置が数センチ手前にくるので身体が起き上がります。 マスの集中化にもつながります。
 さっそく交換してもらいました。 f(^_^;)
 自分が跨ったときに見た感じの一枚です。 ハンドルがフロントフォークの外からついていてあきらかに遠いというのがわかります。
 取り付けを行った場所は千葉県松戸にあるPITCREWさんです。 このPITCREWというお店は津田沼や市川と広く支店があり、なかでも松戸店さんはアプリリアやジレラといったヨーロッパのバイクも売っているので、いろいろなバイクが楽しめるお店です。
 そしてなにより安心なのが仕事の丁寧さですね、みていて気持ちいいです。
 ちょっと見づらいかもしれませんが、10Rのバーエンドをとると中は空洞です。 軽量化のためにこんなところにも工夫がこらされていたんですね。
 10Rのハンドルと6Rのハンドルを両方つけての撮影。 ハンドル2本分は手前にくるのがわかります。
 ここで小加工する部分を説明します。 6Rのハンドルは10Rよりも5mmくらい長いので、グリップをつけるときにかなり隙間ができてしまいます。
 「気にしない」という方には全然問題ないことですが、「違和感なくつけたい」というのであればそれなりの工具が必要かと思われます。
 長さをはかって切断し、ヤスリがけをして角をとり、ネジ穴を作ってくれました。
 ちなみに6Rはバーエンドの穴が8mmなので、社外パーツのバーエンドキャップが必要になります。
 2時間かかったかかからないかで完成しました。 どうですか、ノーマルと全然かわらないカスタムですよ☆
 外見はバーエンドが変わった程度にしか見えないと思います。
 「どこ変えたの?」なんていわれてもおかしくないですね。 f(^_^;)
左がノーマルハンドル。 右が6Rハンドルです。
 手前にくることによってフレームとのクリアランスが不安でしたが、そのへんはまったく問題ないです。 まぁ位置ぎめボルトがないので、自由自在に位置を決められ、自分なりのポジションをみつけるのも面白いかもしれませんね。
ピンっと姿勢を正してシートも前に座った感じです。
 ハンドルを変えてみて乗り心地はものすごい曲がれるようになりました。 無理に力をいれずに曲がれるとうにもなったし、6Rのハンドルのほうが若干ウェイトがあるので慣性によってもハンドルがきれてくれるんでしょうね。
 高速域でも全然違和感なく乗れました。 むしろウェイトがついて振動が低減してくれたおかげで手のシビレが少なくなりました。
 このカスタムはかなり効果があると僕自身は思います。 これは僕が身長165cmと低いというのもあるかもしれないので万人ウケするとは思いませんが、どうしても「うまく曲がれない」とか、「ハンドルが遠い」なんて考えている方は是非考えてみてはいかがでしょうか。
 6Rのハンドルは2本で24000円くらいでしたので、それに工賃がプラスされた値段です。